プレート式熱交換器
アルファ・ラバル製のプレート式熱交換器
アルファ・ラバルのプレート式熱交換器の特長
プレートへの流体の入口であるポート部では、通常使用される補強材を一切使わずに独自のプレスパターンで強度を確保し、補強材による流路の閉塞や摩擦抵抗の増加を無くしています。
流体をプレート面に配分するディストリビューション(液分散部分)部では、ユニークなチョコレートパターンにより、流れの摩擦抵抗を最小限に抑えながら流体をプレート面全体に均一分散。さらに、熱交換がおこなわれるプレート面では、ヘリンボーンパターンの採用により、高い熱交換効率を実現しています。
この結果、1℃といった小さな温度差でも効率的に熱交換をおこなう驚異的な性能を達成しています。
進化し続けるアルファ・ラバルのプレート式熱交換器
アルファ・ラバルの次世代型ガスケットプレート式熱交換器には、これまでにないレベルの効率性、信頼性、メンテナンス性を実現するため、独自のさまざまな機能を備えています。
機能の一部をご紹介します。
オメガポート(非円形のポート)
非円形の入出口により、熱効率の向上とポンプのエネルギーの低減の実現が可能になります。これは、流体の流れを高めて、圧力損失を低く抑えし、伝熱板表面に効率よく流体を流していきます。
カーブフロー(ディストリビューションエリア)
CurveFlow™分配部は、プレート表面全体をより有効に活用するために流れを最適化します。より均一な流れに改善することで流れない部分を(デッドスポット)を無くし、汚れが生じるリスクを低減しながら熱効率を高めます。これにより、エネルギーを節約し、メンテナンスコストを削減して、予想外の運転停止の時間を低減できます。
フレックフロー
FlexFlow™プレートの設計により熱効率が改善し、圧力損失が最適化されます。 非対称的なチャネルにより、両流体の異なる圧力がかかる場合での熱効率と圧力損失を最適化します。この結果、最大30%の効率向上と汚れの低減を可能にし、長期的に優れた費用対効果をもたらします。